管理人黒峰の日々の徒然。
主に視聴アニメやらでの叫びなど。なんだかんだうだうだ言ったり空元気でテンション高かったり色々!
超暗い、というか後ろ向きすぎるネタのメモ。
ネタというか、フレーズのメモであってストーリーの説明とかキャラ設定とか皆無です。
思いついた流れを言葉にしてみたかっただけの意味無。
正直読んだってまったくハッピーな気分なんかにはなりません。←
俺にはひとつだけ、人生最大の後悔がある。
「なら、何故そいつの手を取ってやらなかったんだ?」
「………から、」
「は?」
「冷たかったんだ」
「…昔のお前が?」
「違う。……いや、違わないかもしれないけど」
「じゃあ何だよ」
「あいつの、が…」
「?」
助けを求めた手。救いを求めた手。
「あいつの手が、冷たかったんだよ!!」
取ってはいけない手だった。
触れてはいけない存在だったんだ。
「………それ、だけ…か?」
「そうだよ、……それだけだ」
「それだけで!そいつを見殺しにしたのか!?」
「あぁ……そうだ。」
「じゃあお前は何だ!?こんな俺の手を取ったお前は何なんだよ!!なぁ!!?」
「………」
「こんな………化物の俺の手を…」
「お前を否定することは出来ない…お前を造ったのは俺だから」
「じゃあそいつは何だ?お前とは関係がなかったからか?」
「そうじゃない」
「俺を造ったお前の感情と、救いを求めたそいつの感情は同じものじゃないのか」
「…そうじゃない」
「そいつの持っていた熱を!お前は感じなかったのかよ!!」
「……あいつの手が冷たかったのは……あいつが何も信じてなかったから…」
「な……っ」
「あいつは誰も求めてなかった。“俺”を求めてなんかなかった!!!」
「…なら……」
「……あいつが求めたのは、結局は“自分”だったんだ」
「どうして……」
「“救いをもった自分”だったんだよ。」
「なんで……そんな」
「“俺”は必要なかった。欲しかったのは俺の“中”のもの。だから、手を取っちゃいけなかったんだ」
「……だろ…」
「まぁ、俺が欲しかったのも“あいつ”だと思ってた……けど、どうだろうな?」
「そんな理由、ないだろ……っ」
「それでもお前は、お前も、あいつの手を取れば良かった…って言うのか?」
「…………」
「俺の命と取引した方が良かった?お前の存在意義も否定して、そう言えるのか?」
「……俺は」
「あいつに必要なのが“俺”だったなら、本当に魂を引き換えても良かったんだ……」
「お前……」
「今さらだよなぁ……ホント」
握る手は、温かくなくちゃいけないんだよ。
優しいだけの手じゃなくてもいいんだ。だけど、冷たいのは嫌なんだ。
「手を取って、求め合うのは……握ったまま離さなくてもいい、そう思える手がいいんだ。」
「………」
「お前の手を取ったのは、そう思ったから。最初にあいつの手を取ったのも、そう思ったから。」
「……何で、放したりしたんだよ……?」
あの時から、俺の手もいやに冷たい。
「だから……後悔してるんじゃないか……」
もう二度と、俺の手には戻らない温もり。
「なら、何故そいつの手を取ってやらなかったんだ?」
「………から、」
「は?」
「冷たかったんだ」
「…昔のお前が?」
「違う。……いや、違わないかもしれないけど」
「じゃあ何だよ」
「あいつの、が…」
「?」
助けを求めた手。救いを求めた手。
「あいつの手が、冷たかったんだよ!!」
取ってはいけない手だった。
触れてはいけない存在だったんだ。
「………それ、だけ…か?」
「そうだよ、……それだけだ」
「それだけで!そいつを見殺しにしたのか!?」
「あぁ……そうだ。」
「じゃあお前は何だ!?こんな俺の手を取ったお前は何なんだよ!!なぁ!!?」
「………」
「こんな………化物の俺の手を…」
「お前を否定することは出来ない…お前を造ったのは俺だから」
「じゃあそいつは何だ?お前とは関係がなかったからか?」
「そうじゃない」
「俺を造ったお前の感情と、救いを求めたそいつの感情は同じものじゃないのか」
「…そうじゃない」
「そいつの持っていた熱を!お前は感じなかったのかよ!!」
「……あいつの手が冷たかったのは……あいつが何も信じてなかったから…」
「な……っ」
「あいつは誰も求めてなかった。“俺”を求めてなんかなかった!!!」
「…なら……」
「……あいつが求めたのは、結局は“自分”だったんだ」
「どうして……」
「“救いをもった自分”だったんだよ。」
「なんで……そんな」
「“俺”は必要なかった。欲しかったのは俺の“中”のもの。だから、手を取っちゃいけなかったんだ」
「……だろ…」
「まぁ、俺が欲しかったのも“あいつ”だと思ってた……けど、どうだろうな?」
「そんな理由、ないだろ……っ」
「それでもお前は、お前も、あいつの手を取れば良かった…って言うのか?」
「…………」
「俺の命と取引した方が良かった?お前の存在意義も否定して、そう言えるのか?」
「……俺は」
「あいつに必要なのが“俺”だったなら、本当に魂を引き換えても良かったんだ……」
「お前……」
「今さらだよなぁ……ホント」
握る手は、温かくなくちゃいけないんだよ。
優しいだけの手じゃなくてもいいんだ。だけど、冷たいのは嫌なんだ。
「手を取って、求め合うのは……握ったまま離さなくてもいい、そう思える手がいいんだ。」
「………」
「お前の手を取ったのは、そう思ったから。最初にあいつの手を取ったのも、そう思ったから。」
「……何で、放したりしたんだよ……?」
あの時から、俺の手もいやに冷たい。
「だから……後悔してるんじゃないか……」
もう二度と、俺の手には戻らない温もり。
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