実際見た夢から出来た元ネタ程度のモノ。
元ネタ…というか、とりあえずメモ。
ちゃんとした小話にはなってませんorz
しかも本当にこの部分しか見てないんで前後が全くさっぱりです;
なんの意味があるのかさえわからん。(ぇ
せめて文章になるよう後付けしたり、ちょっとした脚色加えてますが、その程度です。
ほぼキョンの語りのみ。独り言に近いです。笑
よってハルキョンでもありキョン長門でもある。…気がする。
涼宮ハルヒの秘策。
いつもの放課後。いつもの部室。
俺はデカイ荷物を抱えて入った。
そのケーキは何故か本を開いた形で、ホワイトチョコでコーティングされている。何気に高級だ。
ケーキを崩さぬよう慎重にテーブルに置き、一息ついて椅子に腰掛ける。
向かいには長門が座っていて、気のせい程度に瞳を細めてテーブルの上のケーキを見つめていた。
綿密に言うと、長門の心なしか光彩を帯びた瞳が見つめているのは、
馬鹿でかいケーキには申し訳程度に見えるチョコのメッセージプレートと、
その上に乗るマジパン製リボンだった。
とりあえず、この何人前かわからんケーキに入刀ーぅ。
切り分けて、アイツに言われた通り最初の一口は長門に譲る。
小皿にとって渡してやると、躊躇もなくいつもの勢いで長門は食べ始めた。
何人前かわからんが…食べ切れるんだろうな、こいつなら。
そんなことを思いつつ、俺もご相伴に与ることにする。
「この高級食材でハルヒに作らせるとこんな味になるのか…」
そのたった一口で、小市民な俺の舌を満足させるなんざ造作も無いことだった。
美味いかどうかなんて最初から言うまでもないだろ?
コーティング用の高級チョコ、中に敷き詰められた高級フルーツもさることながら、
我が団長様が作ったんだから、これ以上の味の保証はないだろうさ。
「…美味いか?」
黙々と食べ続けていた長門は顔を上げ、何ミクロンか頷いてから空になった皿へと視線を移した。
おかわりか、と暗黙の了解でナイフを取った俺は、
ケーキをもう一切れ。
それから、不恰好なチョコ文字が書かれたメッセージプレートを長門の皿に入れてやる。
…長門が嬉しいと思ってるのか、分かるようになった俺を少し賞賛してやりたいね。
このケーキと…
“HAPPY BIRTHDAY YUKI”
ハルヒのアイデアもついでにな。