管理人黒峰の日々の徒然。
主に視聴アニメやらでの叫びなど。なんだかんだうだうだ言ったり空元気でテンション高かったり色々!
「ハジマリ」
これはアニメ『XXXHOLiC』第16話「サイカイ」を元に、カットされたシーンを勝手に妄想し、
補完しようという身も蓋もない自己満妄想文です。
この話をチョイスしている時点でモロバレですが、目的は四月一日×座敷童のみ(ぇ)です。
登場人物はその他いますが。
なので、このCPはありえない!や、この話はこうじゃなきゃ!等の嫌悪感・自己設定がある方は、
ここで退避が賢明です。
しつこいようですが四×座サイトの少なさに欲求不満な管理人が勝手に捏造しただけですので、
自分には合わないなと思われた方は鼻で笑うでもして忘れましょう。
ちなみに「サイカイ」を見てない方にはあまり優しいつくりになってないかと思われます。(滝汗
目的上、前半省いてますので。(回想っぽいことは一応してます;
文才なくてすみませんorz
ちなみに四編構成です。
それでもどんとこい!という方はどうぞ先へお進みください。
少しでも楽しんでいただけるよう祈ってます!
―あの蛍、どっかで…
季節はずれの蛍が一匹、空に飛んでいった。
『デアイ』
「はぁ…はぁ……いきなりでかくなったら驚くっつーの…」
どこへ向かうでもなく走り続けていた四月一日は、森を抜け、月明かりの差し込むところで足を止めた。
―あーあ…走ってきたせいでシャツ汗だらけだよ…。
替えあったかなぁ…明日も学校なんですけど。
「つか…水仙の大群て怖ぇよ…;」
水仙が喋るくらいじゃもう驚かないけどな、いきなりでかくなったら普通驚くって。
そう呟いたって、相づちすら返ってこなかった。
―いくらなんでもでかすぎだろ。
あと侑子さんも…あの壺何なんだ?吸い込まれた…んだよな?多分…。
今日一日で体験した怪奇現象を思い返し、息を整えつつも頭痛のする思いだった。
「…てか、景色変わってる…かな?」
ふと周りを見回す。
見覚えがないのは当たり前なのだが。
―そういえば薄暗いし…木もうっそうとしてるし…
何かいるような嫌な感じはしないけど…。
帰れるんだろうな、本当に…
「キュ」
カッターシャツの襟元からするりと黄色くて細長いモサモサしたものが出てくる。
どこが瞳なのかわかりづらいそれは管狐。
ここに来ることになった原因のひとつとも言える。
―頼りになるのは…こいつぐらいか…。
とりあえず大きさは戻ったみたいだけど…
「用を済ませろって言われても…もう管狐はこれだしな…」
―水仙たちは用を済ませれば帰れるって言ってたけど、知らない場所に用ったって…
「…って!!やめろって、くすぐったいから!!服の中動き回るなよ;!」
―…一人でもがいて馬鹿みたいだろ;!!…いや、変なとこ入るなって!
あー、届かないっ!逃げ回るなよ、もう!
やっ、そんなとこから顔出すんじゃ…っ!くすぐったいって!!
…ん?
「あ…」
管狐と格闘していた四月一日の目の前を、光る物体がふよふよと通り過ぎた。
まただ。
あの小さな青白く光る蛍。
―………ということは…?
「!何の音だ…?」
今度はどこからか柔らかい音色が聞こえてくる。
―こっちの方から聞こえるけど…
「笛か…?」
段々音が近くなってく…
この草むらの向こう…?
草むらを抜けた先、いっそう月明かりの眩しい場所。
―あ、やっぱり…
「君は…」
音色が止まり、その音の主がこちらを振り向く。
「…!」
「座敷童…!」
「!////」
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